Sugar+Spice! (Chuablesoft) 評価 ★★★
*ネタバレが含まれるためゲーム本編終了後に読まれることをお勧めします。
Chuablesoftの作品は初プレイでした。システム画面や女の子の私服なんかも含めて
お洒落な作品。一番の見所はキャラ間の遣り取りを軸とした雰囲気の良さでしょう。ヒロイン同士がとても仲が良く主人公と共に和気藹々とした学園生活を繰り広げます。和やかな世界観が非常に心地好く、作品の大半を占める"
ただの日常描写"がまったりと楽しめる。良い萌えゲーを満喫できました。
What are little girls made of?(女の子って なんでできてる?)
What are little girls made of?(女の子って なんでできてる?)
Sugar and spice(おさとうに スパイス)
And everything nice,(すてきなもの いっぱい)
That's what little girls are made of.(そんなもので できてるよ)
基本的に話の大きな起伏は無く、キャラクター達の日常的な掛け合いを見てニヤニヤするのが正しい作品です。サブキャラ達も交えた数多くのエピソードが用意されているため各ヒロインの魅力を巧く引き出すことに成功しています。「スパイス」については少々物足りなかった感がありますが「おさとう」については物凄く楽しめます。惜しむらくは「すてきなもの」(ここはやはりエロスだろ)は薄味で満足出来るものでは無かったことでしょうか。
導入部で主人公は記憶障害であり、作品世界観を何も知らないプレイヤーと同じ状況だったため主人公への感情移入は容易いです。記憶障害が原因となってプレイ期間前の主人公とヒロインとの関係が不透明ですが進めていくうちに徐々に明らかになっていき、記憶障害となった直接の原因も語られることになります。
主人公の記憶障害をどのように解決するのか気になっていましたが、最終的に元の記憶は完全には戻らず事故後からヒロイン達と過ごした期間を重要視するという結論は好印象。逆であればプレイ期間中の出来事を否定してしまうことになりますし。寧ろ作品本編を否定してしまいかねないですからね。
システムが少し特徴的で普通のADV形式に加えて、各季節ごとにMAP画面があり自由に見たいエピソードを選択できるものでした。To Heartシリーズ(Leaf)の様なキャラクター選択で話を進めていくものとは少し違った印象です。ゲーム内の期間は1年間で各季節に散りばめられたショートエピソードは数百となかなかのボリューム。しかし
好きなときに告白ができるシステムが上記のシステムと
巧く融合出来ていなかったという印象を受けました。一部、付き合いだしたヒロインが登場する日常エピソードで違和感を覚えることが多々ありました。ヒロインとのやりとりが付き合っているとは思えないほど淡白であったり、彼女の前で主人公が他のヒロインになびいたりと。
それはねーよ、思う場面がチラホラと見られたのは残念です。この不満点を解消するにはフラグ管理とテキスト差分が物凄く増えてしまいそうです(例えばヒロインが三人登場するエピソードだと、誰とも付き合っていない状態、それぞれのヒロインと付き合っている状態の4通りの展開が考えられます)ので、有る程度は仕方ないと妥協すべきかもしれません。
エッチシーンはそこらへんの萌えゲーと違わず非常に薄味です。個人的にはもっと力を入れて欲しいと感じました。
ハモのねっとりフェラを期待したのはボクだけじゃないはず。と言うか淡白すぎて涙目です^^;
お気に入りヒロイン:早乙女司(オトメ)
CVが金松由花さんの時点でノックアウトです。やたらとナチュラルな英語に驚きました。
※発売直後には新品での購入者にのみ修正パッチを公開し、中古での購入者にはサポート無しという対応にゴタゴタしましたが現在は中古品購入者にも修正パッチを配布しています。
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